ジョージ・ミュラーから学ぶ、応えられる祈りの条件


19世紀のイギリス、ブリストルの孤児院で献身的な活動を続けたジョージ・ミュラー。彼は、神への揺るぎない信仰と祈りによって、数々の奇跡を経験しました。彼の生涯から、答えられる祈りの条件を紐解いていきましょう。

1.神様の目的と一致する祈り

ミュラーは、孤児たちの必要物すべてを神様に祈り、驚くべき答えを得てきました。彼の経験は、新約聖書ヨハネの手紙第一 5章14-15節にある、「神のみこころにしたがって願うなら、神は私たちの願いを聞いてくださる」という言葉と一致しています。つまり、私たちの祈りが神様の目的と一致するとき、神様は聞き入れてくださるという確信を持てるのです。

2.誠実な心で祈る

詩篇66篇18-20節には、「もしも不義を私が心のうちに見出すなら主は聞き入れてくださらない」とあります。心の中に罪を抱えたままでは、祈りに答えは得られません。神様に心から悔い改め、赦しを求め、誠実な心で祈ることが大切です。

3.純粋な動機で祈る

ヤコブの手紙4章3節には、「求めても得られないのは、自分の快楽のために使おうと、悪い動機で求めるからです」とあります。利己的な動機で祈っても、神様は聞き入れてくださらない可能性があります。純粋な心で、神様の御心に沿ったものを求めることが重要です。

4.イエス様と繋がる

ヨハネの福音書15章7節には、「あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまっているなら、何でも欲しいものを求めなさい」とあります。イエス様との親密な関係を築き、イエス様の教えに耳を傾けることで、私たちの祈りはより深い意味を持ち、大きな力を持つようになります。

祈りは信仰の証

これらの条件を踏まえ、ジョージ・ミュラーは、神様への揺るぎない信仰を持ち、常に誠実な心で祈り続けました。彼の生涯は、祈りが単なる手段ではなく、神様との深い関係を築き、神様の御心に従って生きるための力強い証と言えるでしょう。

私たちへのメッセージ

イエス様もまた、多くの時間を祈りを通して過ごされました。祈りは、私たちが神様と繋がり、神様の御心に沿った生き方をするための大切な要素です。
ティモシー・ケラー牧師は、祈りを次のように表現しています。「私たちは、神の栄光を賛美する畏敬の念、神の恵みという親密さ、神の助けを求める時の葛藤を知らなければならない。そのすべてが、神の臨在という霊的現実を知ることにつながるのだ。」
エブリマン・ア・ウォーリアーでは、祈りについて、そして神に創造された目的に沿った男性になるための弟子訓練について学んでいます。

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